ウイスキーの色んな飲み方

「色んな美味しい飲み方」

ここでは、ウイスキーの色々な飲み方を書いています。
ウイスキーの種類やシチュエーションに合わせた美味しい飲み方を見つけて頂けたら幸いです!

・ストレート
・トワイスアップ
・オン・ザ・ロック(& ・ウイスキーミスト)
・ハーフロック
・ハイボール
・水割り(& ・ウイスキーフロート)
・ホットウイスキー(& ・ウイスキートゥデイ)

ストレート【Straight】

◆ウイスキーをストレートグラスに注いで、そのまま飲む飲み方です。
ストレートという飲み方は、1855年、アメリカのケンタッキー州発祥と言われています。
ストレートで飲まれる場合は、是非、チェイサーをご用意をオススメします。
交互に飲むことで口の中がリフレッシュされ、ウイスキーのおいしさが味わえます。
この場合は、あらかじめチェイサーと一緒にグラスも冷蔵庫で冷やしておくのも良いかも知れませんね!
ちなみに、ストレートのことを、アメリカでは「アップ」(ストレート・アップ)、イギリスでは「ニート」とも呼ぶそうです。

–個人的コメント–

[Good point]
■なんといっても、濃厚な味わいをガツン!と堪能できます。飲み終わった後もすぐに片付けず、グラスの残り香もオツなもんです。

[う~ん Point]
■アルコールが強いため、本来の風味が閉じ込められた状態になってしまいます。特に、カスク・ストレングスのようなより強い場合はなおさらです・・・

トワイスアップ【Twice up】

◆氷は入れずに常温のウイスキー1:1水で割る飲み方です。テイスティングには最適な飲み方です。
ウイスキーの香りと味を楽しむための最良の飲み方だといわれていて、実際に、プロのブレンダーもこの方法で香りを確かめている
飲み方です。より香りが開く常温で飲むことをオススメします。なお、テイスティングの基本ステップは以下のとおりです。

『1.グラスに臭いが付着していないことを確認する⇒2.ウイスキーを注ぐ⇒3.(ノージングで)嗅覚で香りを分析する
⇒4.水で1対1に割る(アルコール20%程度が調度良い)⇒5.舌、口中で味覚を分析(テイスティング)する
⇒6.のどごしや後味(アフター・テイスト)を分析する、空のグラスの香りもご一緒に。』

–個人的コメント–

[Good point]
■個人的には、特に、シングルモルトや上質の風味を持つウイスキーを飲む際には、私はいつもこの飲み方をしています。
また、カスク・ストレングスの時には、アルコール度数に合わせて水の比率を変えてアルコール20℃ちょっとくらいに調整して、開ききったその風味を楽しんでいます。隣にチェイサーを置いて、初心者の方も是非とも、グラスから立ち昇ってくる香りやウイスキー本来の味わいをゆっくりじっくりと楽しんでもらいたいです。

[う~ん Point]
■アルコールの刺激に慣れた方は、加水することで刺激が弱まってしまうため、物足りなさを感じるかも知れませんね。
しかし、ストレートでは香りの開きが弱いため、私は多少でも加水することをオススメします。

オン・ザ・ロック【On the rocks】

◆大きめの氷を2つほどロックグラスに入れ、ウイスキーを注ぐご存知「ロック」です。
氷は溶けるのが早い冷蔵庫のものではなく、ロックアイスがオススメです。
また、冷蔵庫の氷をクラッシュドアイスにして、レモンを入れると、ウイスキーミストにもなります。
どうあれ、ロックは冷たさが命。グラスが冷えていなければ、氷と水を注いで、 一度グラスを冷やすとよりGoodです。

–個人的コメント–

[Good point]
■ひとくち飲むごとに奏でる氷の音が雰囲気を作ってくれます。口の中で冷たくも爽やかな味わいを気持よく感じます!

[う~ん Point]
■オン・ザ・ロックは、その冷たさでストレート以上に、香りの広がりを抑制してしまうんです。
本来のウイスキーそのものの風味や味わいを楽しみたい方は、あまり向いていないと言えるでしょうね。

ハーフロック【Half rocks】

◆大きめの氷を2つほどロックグラスに入れ、
ウイスキーと水にソーダ等を1:1で割る飲み方です。ウイスキーの香りと味をマイルドに引き出してくれます。
ちょうど、ロックとハイボールの中間のような感じです。

–個人的コメント–

[Good point]
■ハイボールのような爽快感も、ウイスキーのガツンとくるノドごしも味わいたい方にはオススメです。

[う~ん Point]
■炭酸量も少なく、氷の溶け具合も早いため、どちらかと言えば、ウイスキー初心者の方や、
あまりお酒に強くない方にはオススメですが、個人的にはやはり物足りない飲み方です。

ハイボール【High ball】

◆氷が2、3個入ったタンブラーにウイスキーを注ぎ、ソーダで割る飲み方です。
昭和30年代にブームになって、今また注目されているハイボール。
その名前の由来もいくつかありますが、その飲み方、割り方も多様化してきましたね。
ちなみに、美味しい作り方としては、まず、冷やしたグラスに氷を一杯に入れます。
そこに、これまたしっかり冷やしたウイスキーにソーダ水を1:3の割合で加えます。
最後に、炭酸が逃げてしまわないように、マドラーでタテに1回混ぜて出来上がりです。

–個人的コメント–

[Good point]
■個人的にもよく飲む好きな飲み方です。先日、アイラモルト(その時はラフロイグだったかな?)で、ハイボールにしてみたら、意外にいけましたけど(笑)
とかもありますが、基本的にはウイスキーとしてというより、「ハイボール」というウイスキーとはまた違ったものという感覚で飲んでいます。なので、
どちらかと言えば、大衆向けと呼ばれるようなウイスキーでガンガン飲みたいですね!また、氷なしのハイボールも意外にオススメです。
また違った飲み方を味わえますよ。どちらにせよ、やっぱり、冷たさが命です。グラス、ウイスキー、ソーダをキンキンに冷やしておきましょう!

[う~ん Point]
■やはり、ウイスキーとしては物足りない飲み方です。
個人的には、「ハイボールはハイボール」としてモルトウイスキーとは切り離して楽しんで飲んでいます。

水割り【Whisky and water】

◆言わずもがな「水割り」です。作り方は、まず、グラスいっぱいに氷を入れウイスキーをグラスの1/3程度注ぎます。
そして、ウイスキーが薄まりにくくなるように、加水する前によくかき混ぜます。
かき混ぜて氷が溶けてしまったら、その分、氷を足します。
(水割りの場合は、ウイスキー自体を冷やしておくと、より薄まりにくくなりますよ♪)
そして、加水して軽く混ぜて出来上がりです。ゆったりとくつろぐ時間のお伴にぜひ。
また、氷を入れ、水を7分目まで入れたグラスに、そっと上からウイスキーを注ぐと、ウイスキーフロートとしても楽しめます。

–個人的コメント–

[Good point]
■最大の特徴は、飲みやすく、クセが少なくて、料理にも合わせやすいという点です。
ウイスキー初心者やお酒に強くない方には向いているかも知れませんね。

[う~ん Point]
■個人的には、ウイスキー本来の味を楽しむのは、水割りでは難しいように思います。水割りは最も味や刺激が薄まってしまうだけでなく、香りが閉じて
しまうというので、これもどちらかと言えば、ハイボールのように、ウイスキーとはまた違ったものとして楽しまれることをオススメします。

ホットウイスキー【Hot whisky】

◆グラスにウイスキーを1/4程度注ぎ、その倍量位のお湯を加え軽くステアして飲みます。
お湯は80℃弱くらいで、その中に、レモンや少量の蜂蜜などを加え、ウイスキートゥデイとして飲んでも面白いかも知れません。
中には、お湯の代わりに温めた濃いめの牛乳や紅茶などで楽しむ方法もあるようです。シナモンやジャム、またハーブ系など、
オリジナルのトッピングでひと工夫してみてはいかがでしょう。

–個人的コメント–

[Good point]
■アウトドアや、紅茶を飲む感覚で飲むのには楽しいでしょうね!色んなバリエーションがあるので、あなた好みの一杯を作ってみては?
ちょっと贅沢ですが、山崎やマッカランのお湯割りなんかは甘くて優しい味が好きですね。

[う~ん Point]
■言うまでもなく、ウイスキー本来の味わいは分からなくなりますよね。
これもハイボールのようにカクテルのひとつとしてTPOに合わせた楽しみ方をオススメします。