
去年も書いたブログから1年。
今年もボジョレー解禁しましたね。
今年のボジョレーは、
今までにないほどに厳しい年だと
生産者は口を揃えて言っているそうです。
たしかに、2 月の冷害に始まり、
春先から7月下旬までの悪天候続き。
そして、地域によってはミルデューも猛威をが振い
大変だったようで、多くの生産地で、
収量が例年の半分以下だとかいう話しも流れていました。
しかし、8月に入り復調の兆しを見せ始めたようで、
最終的には、ランシエ村の畑から始まった「カリーム・ヴィオネ」や、
今年は品質V字回復だという意見もある「フレデリック・コサール」は
例年を多少割る生産量ですが、品質的にはGOが出たようです。
一方、もろに影響をくらった「ジャン・フォワヤール」などは
かなり苦しんだそうですが、生産者たちに聞くと
「こんな年だからこそ品質の良いものをつくってやろう!」と、
さすがのプライドと高いポテンシャルで
今年も間に合ったようです(;´∀`)タイヘンダ-♪
そして、日本では、毎年恒例の
価格競争がさらに厳しく加速してますね。
■イオンでは
国内初のPBが680円からで、1本1円を岩手県・宮城県・福島県の被災地に寄付
■西友では
昨年の690円からさらに価格を下げ、650円で販売。
また、ハーフサイズをサンキュー(390円)価格を維持して、
500円ボジョレーシリーズにロゼも加えたラインナップ。
■ドン・キホーテでは
ペットボトル入りオリジナルボジョレーが破格の490円
4種のペットボトル入りオリジナル「ボジョレー・ヌーヴォー 2012」で展開
また、ボジョレーヌーボー取扱いの国内大手4社
「SUNTORY社」「メルシャン(キリンHD)社」
「サッポロビール社」「イオン(イオンショップ)社」
まぁ、このように安く楽しく飲めたら最高なんでしょうが、
プライドを持った生産者の多くには「ペットボトル」での販売に嘆く人たちも
居るようで、価格競争と品質のバランス。消費者に選択権はある訳ですが、
そんな作り手の気持ちも思いながら楽しむことで更に美味しくなるのかな?
なんて思ったりする訳です。
そんなこんなで、今年も楽しくスラーンジ・バー
ではでは。

【文中補足】
ミルデュー(mildew)とは
カビによって感染する病気です。ぶどうがかかる最も深刻な病気の一つで、
感染が蔓延すると最悪の場合そのぶどう園のすべての収穫が壊滅するほどの
被害をもたすこともあるそうで。
カリーム・ヴィオネ:詳細はこちら
フレデリック・コサール:詳細はこちら
ジャン・フォワヤール:詳細はこちら
【情報参考サイト】 http://vinscoeur.co.jp/
【オマケ話】ボジョレーのオマケ話
2012年11月15日 9:51 AM | カテゴリー:ブログ, 日常